キャッシュバッカーの目的・特徴

キャッシュバッカーはそのネーミングの通り、ポイント制の出会い系サイトに備わっている女性向けのキャッシュバックシステムを目当てに登録している女性のことを意味します。キャッシュバック制度は、パケット通信が現在のような定額料金ではなく、従量課金制であった当時に導入された仕組みで女性利用者の積極的な利用を促進することを当初は目的としていました。

ところが、定額料金制でのパケット通信が可能となった時期から、出会い系の利用にかかる通信料の負担がなくなったこともあって、キャッシュバック制度が女性の副収入源として悪用されるようになってきました。学生などの独身女性や子育て中の主婦などが、片手間で手軽お小遣い稼ぎができるという評判が広がったことや、商材として出会い系のキャッシュバッカーが紹介されたことなどから、ポイント制の出会い系には、現在でも非常に多くのキャッシュバッカーが登録・活動しています。

キャッシュバッカーとして活動する女性は、一般女性として登録しているものの、男性と出会わない人がほとんどなので、一般の利用者とはいえ、男性にとってはサクラ同様に非常に迷惑な存在でしかありません。

キャッシュバッカーは、男性からメールを受信したり、掲示板に書き込んだ投稿を読んでもらったり、あるいは画像掲示板に投稿した画像を見てもらうことでポイントを貯め、一定額に達したところでwebマネーに換金したり、商品と交換します。このことから、より多くのポイントを稼ぐために自ら積極的に男性に対してアプローチする人も多いです。

キャッシュバッカーがよく使う手口

キャッシュバッカーがよく用いる手口には主に、以下の方法があります。

  1. 会ってからメールアドレスを交換したがる
  2. 短文メールだけとは限らない複雑化する手口
  3. 掲示板に投稿した画像を見るよう催促する
  4. 他人の写メ画像を投稿して本物と思わせる

会ってからメールアドレスを交換したがる

サイト内メールでのやり取りの回数が多くなるほどたくさんのポイントを獲得することができるので、キャッシュバッカーは何かと理由をつけてメールを引き延ばそうとする傾向があります。その特徴は、メールアドレスの交換を男性が申し込んだ際に顕著に表れます。

通常、普通の出会い目的の女性の場合は、すんなりとメアド交換ができることが多いですが、キャッシュバッカーの場合は、「会ってからお互いを確認して交換したい」という言い訳を使って、できるだけサイト内メールのやり取りを続けようとします。時には、男性がメアドを教えたとしても、それを無視してサイト内メールで返信を送ってくるケースもあります。あるいは、メアド交換の話題になった段階で連絡が途絶えるというケースも少なくありません。

短文メールだけとは限らない複雑化する手口

キャッシュバッカーの代表的な特徴としては、短い言葉や文章のメール「短文メール」を送るということが広く知られています。現在でもこのやり方で頻繁にメールのやり取りをし、メールの回数を稼ぐことで多くのポイントを貯めようとするキャッシュバッカーは多いです。

ですが最近では、普通の女性のように振る舞い、まったく区別がつかないような、しっかりとした内容のメールのやり取りをするキャッシュバッカーも増えつつあります。男性が振るさまざま話題に対して、おざなりに扱うことなく対応するキャッシュバッカーもおり、メールの文章の長短だけでは簡単に区別することがしづらくなってきているのです。

掲示板に投稿した画像を見るよう催促する

キャッシュバッカーとして活動する女性には、画像掲示板に大量に写メ画像を投稿・掲載し、それを男性に見てもらうよう催促する人も多いです。プロフィール検索をして見つかった男性に対して手当たり次第にメールを送り写メを見てもらうようお願いするのです。

このタイプの女性のほとんどは、ヌード画像などの男性の性的な欲求を刺激するような過激な画像を大量に掲示板に投稿し、より多く写真を見てもらうことで効率よくポイント稼ぎをしようとする傾向があります。

他人の写メ画像を投稿して本物と思わせる

また、キャッシュバッカーであることが男性に分からないようにするために、そして自分が一般の出会い目的の女性に見えるように、他人の写メ画像を無断で使用しプロフィール写真として掲載しているキャッシュバッカーも少なくありません。

男性の心理としては、さすがに写真を掲載するリスクを冒してまで、キャッシュバッカーとして活動する女性はいないだろうと思えるので、信用してしまいやすいです。

LINEやメアド交換を迫ることに尽きる騙されないための方法

このようなさまざまな手口を用いて男性を騙そうとするキャッシュバッカーですが、出会いを目的としていないこともあって、一般の女性利用者とは決定的な違いがあります。それは、LINEやメアド、電話番号の交換にはほとんど応じることがないということです。

LINEやメールアドレスの交換を提案すると、ほとんどのキャッシュバッカーはそこで連絡を絶ちます。したがって、メールのやり取りの早い段階でLINEやメールアドレスを交換を迫ることが騙されないための最大の対策方法ということになります。